インフルエンザの流行期に入って
発熱、鼻水、咳に寒気を伴う患者さんが
毎日来院されます。
インフルエンザかどうか判別するには、鼻の奥に綿棒をつっこんで粘膜をとって迅速診断キットで調べますが
感染して症状が出現して余りにも早い時間だと迅速キットで検査しても陽性にならずに困る事があります。
(山本内科では高感度インフルエンザ検査機器を導入していますので早めに検査ができるのですが、それでも追いつかない時があります)
しかし、検査以外にも患者さんがインフルエンザかどうか一目でわかる方法があります。
インフルエンザの患者さんの喉は特徴的な所見が見られます。
「インフルエンザ濾胞」
喉の奥、突き当たりの部分のリンパ濾胞が腫れて
「イクラ」状にもこもこと盛り上がってくるのです。
実際にインフルエンザの患者さんを診察した時、
確かに喉の奥に「イクラ」のようなふくらみを確認する事ができます。
急な発熱や関節痛、全身倦怠と
この「インフルエンザ濾胞」が見られた場合
高い確率でインフルエンザと判断する事ができます。
但し、インフルエンザA型、B型の区別はできないのが、少し困った事です。
今日は節分
北北西を向いて恵方巻を食べました。